ジュネーヴからの便り❾
ジェンダー
中谷 祐貴子
1
1世界保健機関 本部 医薬品・医療材料担当事務局長補
pp.26
発行日 2024年5月11日
Published Date 2024/5/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2927006
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先日、ヨルダン首相および保健大臣、薬事規制庁長官らとの会議のため、アマンを訪問した。ヨルダンは近年、製薬業の成長が著しく主要産業のひとつに数えられている。今回は、さらなる産業力強化の取組みのひとつとしてWHOが技術支援している薬事規制庁の機能強化を加速させるため、首相を含む閣僚級会合に招かれた(写真)。ヨルダンは、シリアやイラクなど周辺国からの難民の受け入れや物資の供給拠点にもなることから、WHOとしてもヨルダン薬事規制庁の機能強化は重要なアジェンダである。ヨルダンは中東のなかでも比較的安全な国で、有名なペトラ遺跡を訪れる玄関口にもなっているため外国人が多い。女性の服装も中東でありながら、髪を隠すヒジャブは着けているものの全身を覆うチャドルは着ておらず、服装は実に華やかだった。
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