活動報告
保健所と大学の連携・協働による地域保健看護学実習の実践
北村 久美子
1
,
佐藤 雅子
1
,
五嶋 里見
1
,
川本 京子
2
1旭川医科大学医学部看護学科地域保健看護学講座
2北海道上川保健所,北海道浦河保健所
pp.596-601
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902647
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■要旨
旭川医科大学医学部看護学科では,地域保健看護学および関連科目は2年次から開講し,学年の進行に合わせて授業内容を調整し,統合を図ってきた。とくに実習は,旭川保健所と連携・協働して保健所実習の目標・方法などを設定し,2年次の見学実習から段階的に学習する実習システムを構築した。
実習のシステム化に際しては,大学と保健所とで頻回に協議を行った。大学からは,保健所実習の目標・方法など教育意図を明示し,保健所は実習の計画段階から学生に何を学んで欲しいのかを提示することで,共通認識を持って実習を組み立てることができた。
学習効果としては,保健所実習を市町村実習と分けて4年次に行ったことで,学生は保健所保健師活動をより具体的に把握し,保健所,保健所保健師の役割と機能について理解を深めることができた。
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