特集 専門看護婦の導入は病院を変える―横浜市立市民病院の現状
専門看護婦導入の経緯と活用の実際
國井 治子
1
1横浜市立市民病院看護部
pp.320-325
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900636
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はじめに
1996(平成8)年5月,日本看護協会により6人の専門看護師が認定され,わが国においてもようやくCNS制度がスタートした.この制度が定着し,看護サービスの向上に貢献できるものとして評価されるように育てていけるかどうかは,今後の努力にかかっている.
横浜市においては,1992(平成4)年より専門看護婦の検討を行なってきた.その結果として1995(平成7)年4月に,当院に専門看護婦を導入することができた.領域はリエゾン精神専門看護である.導入の検討を始めた当時は,「リエゾンとは何ぞや?」というスタッフの反応が多く,理解を得るのに困難ではあったが,なんとか導入につなげた経験は,他の施設での導入に参考になると思う.本特集は当院のみの専門看護婦導入の特集ではあるが,さまざまな立場からの報告をしたい.
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