調査報告
主婦の健康意識と生活調査—市原市ちはら台地区を対象に
久米 美代子
1
,
村山 より子
1
1東京女子医科大学看護学部
pp.472-478
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902447
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はじめに
現代社会を眺めると,女性の生き方は多様化し,それに伴う生活様式などは変化・変貌を成し遂げている。それにより,生活のリズムが不規則になったり,社会の複雑化に伴うストレスが増大したり,あるいは運動不足による心身の弱体化を招いたりと,新たな健康問題も生じてきている。
このような現代社会環境のなかで,われわれの生活基盤となる健康について,どのような意識をもって健康の保持増進に対応していくべきかは大きな課題である。健康増進のためには,われわれの生活の基盤である家庭での健康管理が大切であり,特に主婦は家庭における健康管理に対する役割が大きいと考えられる。そのため,主婦自身の生活や健康に対する意識は少なからず家族に影響を及ぼすと考えられる。
そこで,今回は新興住宅地の主婦を対象に健康意識と生活状況を明らかにするため調査を行った。さらに就労別による違いも検討した。
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