連載 母性教育講座
成熟期から更年期へ
主婦の立場と主婦の健康管理
村松 功雄
1
1相模女子大学
pp.20-26
発行日 1968年7月1日
Published Date 1968/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203588
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まえがき
本稿の要望は成熟期から更年期にわたっての主婦の立場と健康管理について,とくに終産後の婦人の問題に関連していると解している。終産後の婦人であるからといっても,妊娠についてまったく心配のないということは必ずしもないことで,このような懸念をもった婦人もおることが当然予想される.また子どもの側についても,末子のなかには乳幼児から学童,高校卒以上の年令にあるものもいる.したがって,主婦という概念はそのはばが至極広いことになる.いきおいそこにまつわる問題も多岐多様であるが,ここではとくに20歳前後の子どもをもつ主婦について,その生活様式を標示としてこれに関する2,3の問題にふれることにする.
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