研究
在宅要介護高齢者およびその主介護者の特性とサービスの利用状況
松鵜 甲枝
1
,
緒方 セイ子
2
,
橋口 ちどり
2
,
荒井 由美子
3
,
鷲尾 昌一
4
,
井手 三郎
1,5
1聖マリア学院短期大学
2聖マリア訪問看護ステーション
3国立療養所中部病院長寿医療研究センター
4九州大学大学院予防医学
5九州大学院医学系研究所予防医学
pp.964-969
発行日 2000年11月10日
Published Date 2000/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902296
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要旨
福岡県K市のS訪問看護ステーションを利用している要介護高齢者の主介護者を対象として,サービスの利用状況の実態について明らかにすることを目的として,調査を行い検討した。K市のS訪問看護ステーションを利用している主介護毒54名を対象として,自記式調査票—留置法による横断調査を行った。
調査項目は,次の3つである。①サービスの利用状況,②いま希望するサービス,③介護者・要介護者の属性。
その結果,以下のことが明らかになった。
(1)介護者は直接介護を支援してくれるサービスを求めている。特に,在宅に来訪してくれるサービスを多く利用,あるいは希望していることがわかった。
(2)ADLが低下している要介護老人の介護者は多くサービスを利用している。また,多くサービスを利用している介護者は体調を崩すことが少なかった。
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