研究
介護保険制度導入直後の介護負担の変化―要介護度,サービス利用との関連
増井 香織
1
,
荒井 由美子
2
,
鷲尾 昌一
3
,
工藤 啓
4
1前 国立長寿医療研究センター看護・介護心理研究室
2国立長寿医療研究センター看護・介護心理研究室
3札幌医科大学公衆衛生学教室
4宮城大学看護学部
pp.1060-1065
発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662100199
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■要旨
宮城県M町在住の要介護認定を受けている要介護高齢者,およびその主介護者59組を対象として,介護者の介護負担は要介護高齢者の要介護度と関連がみられるのか,介護保険制度導入前後でサービス利用はどのように変化したのか,また,介護者の介護負担はサービス利用と関連がみられるのかについて調査を行い検討した。
対象者に自記式質問紙を配布し,介護者・要介護者の属性,介護期間,介護経験,介護者の介護負担(J-ZBI得点),要介護者の要介護認定の結果,日常生活動作能力(ADL),痴呆の有無,抑うつ症状,各種サービスの利用状況などについての調査を行った。その結果,以下のことが明らかになった。
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