連載 感染症 Up to Date・48
HIV感染者の地域における療養支援システム構築に向けて—東京都北多摩南部保健医療圏での活動
畠山 明美
1
1東京都府中小金井保健所
pp.976-977
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902081
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二次保健医療圏である北多摩南部保健医療圏は,東京都のほぼ中央に位置し,東側は区部に接する近郊住宅地である。武蔵野市,三鷹市,府中市,調布市,小金井市,狛江市の6市からなり,人口は合計で91万人。府中小金井保健所(事務局保健所),三鷹武蔵野保健所,狛江調布保健所の3保健所で管轄している。各保健所エイズ抗体検査を行っているが,まだ陽性の事例はない。
しかし,各市に問い合わせると免疫機能障害による障害者手帳取得者が6市で計20人以上おり,多くはないが決して稀とは言えない数の感染者が生活している。この医療圏において平成9年度から行っているエイズに関する地域連携推進事業について報告する。
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