特集 HIV/AIDSとのつきあい方
システム整備2―東京都の対HIV戦略―「南新宿検査・相談室」の取り組みを中心に
嶋崎 江美
1
1多摩立川保健所地域保健推進室
pp.830-836
発行日 2003年9月1日
Published Date 2003/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662100154
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いま,東京都は…
日本でのHIV感染者は依然として増加しつづけており,その増加率は先進国としてはまれなものとなっています。東京都で新規に報告されるHIV感染者も年々増加し,平成14年では,日本全国での届出数に占める東京都の割合は,HIV感染者で44.8%,AIDS患者では30.2%となり,合計39.9%を占める状況となっています。
平成14年に東京都で報告されたHIV感染者・AIDS患者の内訳は,80%以上が日本人男性で,全体の65%は20歳代・30歳代です。推定感染経路としては,同性間性的接触による感染が60%を占めます。
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