特集 健康な暮らしを守る住まい
多職種による居住環境改善の試み
星野 朋子
1
1横浜市神奈川区福祉保健サービス課
pp.1098-1105
発行日 1998年12月10日
Published Date 1998/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901903
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より健康的な居住環境を
高齢社会の到来に伴い,住み慣れた地域で暮らし続けることの大切さが見直されてきている。人間の健康は,衛生的で快適な居住環境によって維持される。保健や福祉・医療など多くの問題を抱える中で,高齢者・身体障害者とそれを取り巻く家族が,健康で安全にそして快適に暮らし続けられるよう,住居内の安全の確保,高齢者・身体障害者の自立および介護負担の軽減を社会全体で考えていく必要がある。保健・福祉の連携による支援体制や,医療機関との関係作りを進めると同時に,住居を中心とした健康問題の発生の予防に対しても,今後積極的に関与していかなければならない。
また,それぞれが置かれている状況を把握・評価し,適切な居住環境を作り出すためには,専門家による的確なアドバイスが必要である。
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