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特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
授産施設と小規模共同作業所を核とした地域活動
The Role of the Sheltered Workshops for the Community based Psychiatric Rehabilitation
東 雄司
1,2
Yuji HIGASHI
1,2
1麦の郷障害者地域リハビリテーション研究所
2和歌山県立医科大学
1Muginosato Community based Rehabilitation Research Center
2Wakayama Medical College
キーワード:
Sheltered workshop
,
Psychiatric rehabilitation
,
Quality of life of schizophrenics
Keyword:
Sheltered workshop
,
Psychiatric rehabilitation
,
Quality of life of schizophrenics
pp.13-17
発行日 1995年1月15日
Published Date 1995/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903799
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■はじめに
精神科地域リハビリテーションにとって,慢性分裂病者のための生活の場とともに,働く場,活動の場を確保することは極めて重要な課題である。ことに日常,何らかの形で働くことは,当事者たちにとって単に収入を得るだけでなく,長い期間の療養により失われた自信の回復と社会参加による生活の質の向上のためには最良の手段であるからである。
しかしながら,精神保健法内の授産施設についてはまだしも,福祉関係者,精神障害者の家族らの手による草の根運動の成果ともいうべき小規模共同作業所に至っては,精神科医にすら,十分認知されているとは思えない。今回,地域におけるこのような社会資源の活動の一端を紹介するとともに,その役割などに触れてみたい。
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