過疎村における高齢者の生活の質の評価

要約

　木屋平村は，少子・高齢・過疎化が進み，人口減少が顕著である。しかも，地理的条件が悪くサービスやマンパワーも不足していることから，高齢者のニーズを把握し，効果的で効率的な保健医療福祉サービスの提供が求められる。そこで，高齢者が在宅で生活を続けるのに必要なサービスが提供できるように検討するため，徳島大学医学部衛生学教室久繁哲徳教授の指導のもと，高齢者の生活の質や保健医療福祉サービスの現状と必要性を評価するための健康調査を実施した。そして，高齢者1人ひとりの生活の質の評価を積み上げることにより，村全体のサービスの評価をすることができた。