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特集 地域における理学療法士・作業療法士
訪問指導のあり方―理学療法士の立場より
The Way of Visit and Counsel
高田 京子
1
Kyoko TAKADA
1
1東京都心身障害者福祉センター
1The Tokyo Metropolitan Rehabilitation Center.
pp.483-489
発行日 1977年7月15日
Published Date 1977/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101508
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訪問指導とは,患者の家庭を訪問してリハビリテーションサービス(以下リハ・サービスと略す)をすることである.それはリハビリテーションの基本的な考え方として患者が自分自身の生活基盤を獲得し,そこから社会へ参加すること,すなわち家庭での生活をできる限り自立させ,社会的役割を回復するための援助をすることである.また同時にコミュニティケアの発想によって地域社会への医療サービスの一環としてもとらえることができる.そして近年,理学療法士(以下PTと略す)は病院や施設内だけでなく患者の家庭を訪問して理学療法を応用・実践する機会が増えている.筆者の所属する東京都心身障者福祉センター(以下センターと略す)では昭和45年より訪問指導が予算化され行われている.(センターでは出張指導といっている).毎週水曜日がその日で,在宅ケースをはじめとし,センター附設の肢体不自由者更生援護施設(以下更生施設と略す)ケース,外来通所ケース,巡回相談及び住宅相談ケースなど必要に応じて訪問指導を行っている.
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