特集 さまざまな人事交流
地域保健対策推進における県・市町村保健婦の資質向上の担保策—岡山県における県保健婦の市町村派遣制度の歴史的過程から
中山 君子
1
,
石橋 道子
2
1前,岡山県保健福祉部保健福祉課
2岡山県保健福祉部保健福祉課
pp.851-856
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901435
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はじめに
地域保健法において,地域保健対策が円滑に実施できるよう保健婦などの人材の確保および資質の向上について,市町村,都道府県,国それぞれの責務規定が明記された。さらに『地域保健対策の推進に関する基本的な指針』では,これらについて具体的に研修や人材確保支援計画などが明記された。
また,平成6年度厚生科学研究『新しい保健所保健婦の機能・役割に関する研究』(主任研究者:鈴垣育子)や,『保健所保健婦の役割と機能の検討(中間報告)』〔(社)目本看護協会/厚生省委託事業〕の報告書では,保健婦の資質の向上のための方策の1つとして,市町村保健婦と保健所保健婦の「人事交流」の必要性を提言している。
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