研究
地域精神保健活動におけるケア必要度によるケース分類
野嶋 佐由美
1
,
竹島 正
2
,
横山 鹿津子
2
,
山中 佳代
2
,
島村 千春
2
,
田所 淳子
2
,
小嶋 みか
3
,
長尾 加代
4
,
脇 節子
5
1高知女子大学
2高知県立精神保健福祉センター
3春野町役場
4元高知県中央保健所
5元高知県立精神保健センター
pp.377-382
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901358
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保健婦による地域精神保健活動を有効に効率的に展開するためには,ケースが必要としているケア内容を明確にし,それに適合した保健婦活動を展開することが重要である。
臨床の中ではケアの必要度によって患者分類を行い,さらに患者分類によって看護度を算出し,必要な看護スタッフを割り出す試みなどもなされている1-3)。地域看護の領域では,老人を対象としたこのような視点からのケース分類はいくつか試みられている4-6)。安田らは,訪問看護の対象者を適切に選択するために医療依存,生活依存,精神的依存の3群にケース分類を試みている4)。このように分類することにより,訪問看護を必要とするケースの選択基準を作成しようと試みていた。
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