特集 保健所の機能強化を考える
4年制大学と保健婦教育の動向—保健婦(士)の専門性の育成 第54回日本公衆衛生学会自由集会から
pp.1123-1131
発行日 1995年12月25日
Published Date 1995/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901295
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平山 この自由集会設定の趣旨ですが,金川先生(東京大学)が日本公衆衛生学会の保健婦職能を代表する理事の立場で,保健婦の専門性について討論する場として準備され,私にも協力を求められていました。一方,日本看護系大学協議会(41大学)の中で地域看護学教育担当者連絡会を組織していますが,教育者は,多くの大学ができると,この学会に対しても学問的視野で公衆衛生看護を強化していく責任をとらなくてはなりません。しかし現時点では,そこまでの体制はできていません。そこで,専門性の議論を大学課程での教育のあり方に絞って,検討してみようと考えました。特に,上記の連絡協議会のメンバーにおいては,地域看護学の教育方法について情報交換の要望が高かったことから,この自由集会を準備してきた金川先生の了解を得て,大学教育に焦点を当てた運営をすることとなりました。
日本看護系大学協議会の地域看護学担当者の立場では,金川先生を助ける副司会として松本先生(高知女子大学)に,指定発言者として深山先生(北海道医療大学)・島内先生(東京医科歯科大学)・小西先生(広島大学)・田中先生(杏林大学)に依頼して,準備を整えてきました。本集会は,大学関係者ばかりのものではありません。討議においては,さまざまな立場で,自由に意見交換ができればと願っています。では,金川先生よろしくお願いします。
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