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学生さん,緑豊かな町にいらっしゃい—町の魅力を保健婦学生にアピールする研修会 埼玉県吉田町
八木 保
pp.925-928
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901258
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平成9年の地域保健法実施に向けて,着々と保健婦増員を進めている都市部の市町がある一方で,郡部の小規模町村では,保健婦を採用したくてもままならない……という話を聞く。そうした状況を打開するために,保健婦学生にその地域の魅力を伝えて,採用に応募してもらおうとホームステイや研修を今夏に企画した町村がいくつかある。本欄では,そうした町村の1つ,埼玉県吉田町の“研修”の模様を報告する。
吉田町は埼玉県の西北部の秩父郡のはずれで,群馬県と境を接する,人口6400人の町である。来年度に3人目の保健婦の採用をめざす吉田町の対策は,保健婦学生を対象にして町のキャンプ場で開く1泊2日の“研修”で,ありのままの吉田町を見てもらおうというもの。内容は,以前から吉田町の活動についてアドバイスをいただいている星旦二先生(東京都立大学)を講師に迎えての「健康な町づくりについての学習会」を開くほか,ふるさと伝承師が指導する「うどん打ち」や,早朝の野鳥観察など,参加者に吉田町の豊かな自然を満喫してもらう企画である。
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