連載 市町村保健活動と保健婦
<座談会>地域保健計画づくりで保健婦が変わった—神奈川県津久井町と城山町・1
井上 正幸
1
,
清田 京子
2
,
升井 孝子
3
,
八木 正光
4
,
岩室 紳也
5
1神奈川県津久井町環境福祉部町民課
2神奈川県津久井町環境福祉部健康福祉課
3神奈川県城山町保健福祉センター健康課
4神奈川県城山町総務部財務課
5神奈川県秦野保健所保健予防課
pp.284-288
発行日 1996年4月15日
Published Date 1996/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901465
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岩室 今日は手づくりで保健計画を作った神奈川県津久井保健所管内の城山町と津久井町の保健婦さん,およびそれにかかわった人たちの動きをお話いただき,ほかの市町村でも業者委託ではなく自分たちで保健計画を作れることを明らかにし,そこでの保健婦さんたちの役割を明確にしたいと思います.
自治医科大学を卒業した私は公衆衛生に全く興味がなく,診療所勤務のかたわら何となく健康教育を行ったり,地域住民のいろいろなケアをしてきました.県立がんセンター泌尿器科勤務中に津久井保健所に週1日兼務することになりました.つまり,はっきりいって公衆衛生の素人を含めた集団が,保健計画づくりを始めたといえます.
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