連載 今,あらためて保健婦活動のあり方を考える・5
保健所保健婦と町の保健婦の連携とは?[1]
占部 芳里
1
,
金子 仁子
2
1福岡県遠賀保健所
2国立公衆衛生院公衆衛生看護学部
pp.918-922
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900142
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●はじめに
今回と次回で,保健所と市町村との連携について考えてみたいと思います。連携とはどんな関係なのでしょうか? 連携とはそれぞれの役割が発揮されていることが大切と言われますが,市町村保健婦の果たすべき役割とは何なのか,保健所保健婦の役割とは何なのかを,考えたいと思います。
事例を提供して下さった占部さんも昨年の公衆衛生院専攻課程の学生です。彼女が公衆衛生看護学の授業の中で,「保健所保健婦は何をしたらよいかもっとはっきりさせることができれば,私なりの保健所と市町村の連携がイメージアップできるのだが,保健所の機能とは何かがわからないので,保健所保健婦の役割も見えないのでは?」と言っていたのが印象に残っていましたので,今回事例を提供していただきました。
今回は○保健所とM町の歩こう会を中心とした事例を紹介し,次回で関係者の事例検討を行ない,保健所保健婦と市町村保健婦の連携について考えたいと思います。
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