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自分たちの川だから“健康”でいてほしい—自主グループが進める川の水質調査 泉病院友の会環境問題委員会
石井 義治
pp.505-508
発行日 1995年7月10日
Published Date 1995/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901167
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夏になると海や川の上流を訪れて楽しむ人は多くいるが,市街地を流れる川で遊ぶ人はどれ位いるのだろうか。また,環境問題の対象としてもブナ林や湿地に比べて,身近な河川はマイナーな存在だろう。そんな風潮の中で,仙台市泉区にある泉病院友の会環境問題委員会(以下,環境委員会)では,病院の近くを流れる七北田川(ななきたがわ)の水質や水生生物の調査を,1992年10月から自主的に行っている。環境委員会の活動目的や経過などについては,泉病院の保健婦の尼ケ崎ゑみ子さんの記事(本号552ページ〉をご覧いただくことにして,本欄では,調査の模様を報告する。
泉病院友の会は,地域の住民が健康に暮らし,より良い医療を受けられることを目標に活動する,病院職員とコンシューマたちからなる会である。その中で環境委員会は,尼ケ崎さんのほか,元化学教師の村上明さんや主婦の阿部昭世さんら18名が所属して,月2回の定点調査を行っている。
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