研究
家庭訪問事業の見直し—「未熟児援助尺度表」の改善
片平 久美
1
,
堺 フサ
1
,
松元 勝子
1
,
中武 節子
1
,
中村 洋子
1
,
工藤 イサ子
1
,
横山 真知子
1
,
池袋 貞子
1
,
濵田 京子
1
,
杉尾 重子
1
,
坂本 三智代
1
,
戸高 由佳里
1
1宮崎県宮崎保健所
pp.128-135
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901093
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はじめに
宮崎県では,訪問指導事業をより効果的に実施するため「宮崎県訪問指導計画マニュアル」(平成3年3月)を作成した。当保健所は「未熟児」を担当したが,個々の問題把握から公正なサービス提供および保健婦活動の評価までを,より科学的にとらえるため「未熟児援助尺度表」*(資料1,以下,尺度表)を作成した。
今回,その有効性を判断するため,尺度表を使って未熟児(宮崎保健所では出生体重2500g以下の乳児を指す)を訪問したが,尺度表を使っていく過程で現行の尺度表自体に問題点があることが判明したため,この点を中心にして訪問指導事業の全体を見直すことにした。以下に,この見直しの作業を報告する。
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