連載 保健婦日記—雪と螢の里の仲間たち・2
仕事の“おもて”“うら”[その1]—「楽しくお話をする会」に仲間入りできない人たち
土田 峰子
1
1越路町役場
pp.1124-1125
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901067
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“おもて”“うら”いろいろ
“おもて”“うら”,何事にも表と裏があると言います。一般的に,私たちは表に対して明るいプラスのイメージを,裏に対してはマイナスのイメージを持っています。
以前,新潟県は裏日本と言われ,“半年近くも鉛色の空の下で春をじっと待っているのが越後人”という暗いイメージがありました。その反対に,表日本は,“太陽の国”“活力ある人たち”“豊かな国”と,すべてプラスのイメージでした。まさに日本列島は表と裏に二分されていたのです。ところが,上越新幹線の開通や克雪対策,自然保護に対する関心や地方の見直しなどで,新潟県のイメージも少しずつ変わってきています。
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