連載 保健婦日記—雪と螢の里の仲間たち・3
仕事の“おもて”“うら”[その2]—リハビリ教室だけが機能訓練ではない
土田 峰子
1
1越路町役場
pp.76-77
発行日 1995年1月10日
Published Date 1995/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902751
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生と死はひとつのもの
今はいない二人からもらった“生きる”力
新しい年を迎え,今年の抱負を考えようとした時,私は昨年の悲しい2つの出来事を思い出しました。単に悲しいだけでなく,生と死について深く考えさせられた教訓的な出来事でした。
それは私の友達の娘さんが14歳の若さで亡くなったことです。中学2年生の3学期に急性白血病を発病してから,1年2か月の闘病生活でした。彼女の心の支えは,同級生と一緒に高校を受験することだったそうです。彼女は病気と受験勉強の二重の闘いに一生懸命頑張りました。そして卒業式には元気な姿で卒業証書を授与され,何年ぶりかの3年生全員そろっての卒業式になったのでした。
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