特集 保健所と市町村の新たな関係—今まで,今,そしてこれから
[地域保健の新しい枠組み]
保健所の機能強化と市町村の充実を考える—地域保健推進特別事業(健康なまちづくり支援対策)をとおして
石坂 喜美江
1
1前橋保健所
pp.1074-1078
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901057
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はじめに
従来から群馬県の保健所は,市町村の保健活動が充実強化されるように,市町村事業の検討を共同で行うなどの協力を行ってきた。特に,次年度の事業計画を策定する際には,前年度の評価をとおして事業の見直しをするようにしてきた。
一方,国においては平成2年度から保健所の機能強化と地域保健活動の積極的な推進を図る目的で,地域保健推進特別事業が実施されてきた。これは,今後の保健所の果たす役割として,市町村事業が十分機能するように,専門的・技術的な援助・協力をすること,および企画立案,具体的なサービスの実施により,保健所と市町村の役割が重層的に機能し,地域保健対策の充実を図ることにより「地域保健の総合的な見直し」を図ることが主旨である。
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