特別記事
デンマークの訪問看護[2]
眞舩 拓子
1
,
小島 善和
2
,
児玉 寛子
3
1横浜市立大学看護短大開設準備室
2東海大学医療技術短期大学
3前,東海大学医療技術短期大学
pp.547-551
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900959
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訪問看護の実際
オーフス市のホームナースに同行して
オーフス市
デンマークのオーフス市は,ユトランド半島のほぼ中央の東海岸沿いにある。デンマーク第2の都市で,商業と文化の中心地である。人口約20万人の都市で,首都コペンハーゲンからは,列車で約5時間の距離である。この市には,オーフス大学があり医療職の大学院レベルの教育をしている。また,オーフスコムーンホスピタルは医療活動の中心的な病院で,その中には看護学校もある。
オーフス市内には13もの在宅ケアセンターがあり,訪問看護活動の拠点でもある。緊急在宅ケア,いわば緊急看護ケアを実施する拠点でもある。以後述べる「オーフス市の訪問看護の実際」は,著者が東海大学医療技術短期大学在職中に,デンマークへ看護研修に行った時,情報収集したものを中心に記す。
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