研究
看護実習生の健康管理に関する研究
多田 敏子
1
1徳島大学医療技術短期大学部看護学科
pp.397-400
発行日 1994年5月10日
Published Date 1994/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900930
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緒言
勤務形態の特殊性から,看護婦は生活リズムが不規則なため身体的疲労が大きく,加えて精神的にも患者や職場の人間関係において負担を抱えていることは周知のこととなっている1-3)。このような職業上の問題は,臨床看護実習中の看護学生の生活にもみられることが考えられる。健康管理を習慣化するためには,早期からの取り組みが重要である4)ことから,将来看護職へ進む看護学生の実態を知り,自己の健康管理意識を高め,自己管理の実践力を育成することも看護教育における課題である。そこで,臨床実習中および講義のみの学習形態にある看護学生を対象に,食生活,健康状態および日常の過ごし方について調査し,臨床実習中の看護学生の健康問題を明らかにし,学生の生活指導に役立てるために検討した。
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