FORUM フォーラム ふぉーらむ
実習生は鏡
長田 正章
1,2
1東京都立荏原病院リハビリテーション室
2川崎幸病院
pp.787
発行日 1987年12月15日
Published Date 1987/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103915
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養成校の学生時代に,実習先によって随分と雰囲気が違うものだと感じた.職員の数の多少や受け入れる実習生の数の差から,実習生への関心度に微妙な違いが生じていたのだろう.実習は見学・評価・インターンと3年に跨(またが)り延べ36週に及ぶ.臨む実習生の立場からすると良い勉学の機会であると同時に,非常に厳しい試練の場でもある.一方,指導者にとっては後輩を育成・指導することになるが,通常業務に加えて評価・治療について学生を教育するわけだから負担は否めない.私の指導者であったある先輩は,私の不勉強をひどく心配してくださり,心労をおかけしたが,今深く反省し感謝している.しかし,こうした指導者と学生の関係は実習先の院所によって大きく異なっている.
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