特集 公衆衛生はどう変わるか—保健所法改定を機に
[保健所法改定とこれからの地域保健—サービスの送り手として]
リハビリテーションの立場から
浜村 明徳
1
1国立療養所長崎病院
pp.924-925
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900797
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障害を持つ老人たちの自発的な機能訓練会を支える活動を通して,昭和53年,リハ専門職や保健婦などが中心となり,長崎のリハ協議会が発足した。活動の基盤となる法制度もなく試行錯誤の中で月1回の連絡会が始まり,今日まで続いている。退院時の報告や退院後の生活状況に関する検討,さまざまな情報の交換が行われた。また昭和58年より,老人保健法を基盤にして地域リハ推進の事業を県下の各地で行っている。
このように,市町村,政令市や県の保健所などと共に地域リハの推進に努めており,彼らの存在なしに地域リハの枠組みが作れないことも事実である。限られた側面からの経験ではあるがこれらのことを通して,率直な意見を述べてみたい。
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