特集 公衆衛生はどう変わるか—保健所法改定を機に
[保健所法改定とこれからの地域保健—サービスの送り手として]
医療の立場から—在宅ケア・在宅医療の今後と地域保健施設の役割
川人 明
1
1柳原病院在宅医療部
pp.926-927
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900798
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私は,東京下町地区の地域小病院で,外来診療と往診により,在宅医療・在宅ケアに携わっている。私たちの医療チームは,病気や障害を持った高齢者が在宅で療養することを“自然”なことと考え,かなり早い時期から訪問看護と往診による在宅医療に取り組んできたし,今後も推進したいと考えている。そうした立場から,本格的高齢化社会の到来を前に,これからの地域保健の最大のテーマとなるであろう「在宅ケアサポート」について考えてみたい。
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