研究
気管支喘息児のIgE検査について—半田地区(山間部)と阿南地区(平野部)との比較
粟飯原 良造
1
,
田中 弘
1
1徳島県立中央病院小児科
pp.60-63
発行日 1993年1月10日
Published Date 1993/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900631
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徳島県において山間部に位置する半田地区と平野部の阿南地区とで,気管支喘息児のIgE検査を行い比較検討した。
IgE RISTには両群に差はなく,アトピー性皮膚炎を合併していた症例が高値であった。IgE RASTでは食物アレルゲンの卵白,大豆の陽性者は半田地区に多く,吸入アレルゲンのダニ,スギの陽性者は阿南地区に多かった。牛乳の陽性者は両群に差はなかった。
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