病院めぐり
半田市立半田病院外科
久保田 仁
pp.176
発行日 2004年2月20日
Published Date 2004/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100542
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半田市は愛知県南部の知多半島の付け根にあります.江戸時代より醸造の町として栄え,現在も中埜酢の本社をはじめ,酒,醤油などの醸造所が数多くあります.当院は昭和24年7月に中島飛行機から移管された病院で,40床の半田市民病院として歴史が始まりました.当時は外来診療所と入院病棟と結核・伝染病棟が市内の3か所に分かれた場所にあり,外来は午前8時~午後5時まで,外科手術は夜やっていたそうです.外来診療後に二人乗り自転車に医師が前,看護婦が後ろのペダルを踏んで回診,手術に回ったとのことです.
昭和27年に半田市立半田病院と改称し,125床の鉄筋建ての病院を新築し移転しました.当時は東海地方の公立病院で鉄筋建てがまだない頃で,地方公立病院のモデル病院として造られ,見学者がひっきりなしに訪れたそうです.
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