今月の主題 喘息の本質から治療まで
病態生理からみた喘息
喘息とIgE
富岡 玖夫
1
,
大多和 忠彦
1
1千葉大・第2内科
pp.1532-1533
発行日 1974年12月10日
Published Date 1974/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205688
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気管支喘息や花粉症の患者血清中に認めちれるレアギン(reagin)と呼ばれる抗体が,免疫グロブリンE(IgE)に属することが発見されてから,IgE抗体によって惹起されると考えられるアレルギー反応の発症機序が急速に解明され,それに伴う臨床での疾患にたいする考え方や治療の方向性も変わりつつある.ここでは,IgEの発見を契機として進歩しつつある一分野を気管支喘息の臨床と関連づけて概説
したい.
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