連載 保健婦はおもしろい
ゆとりの時間をつくっておもしろみのある仕事に
久水 初子
1
1徳島県三好郡三好町役場
pp.405
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900490
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子供が小学生になり,目玉焼きがつくれるようになった今,やっと子供のこと(性格)がわかってきた。保母さんに「あなたの子供の性格は?」と問われる項目に「よくわからない」と,何年も書き続けたことを思い出す(こんな母親をもった子供たちもたまったものではない)。それでは,「仕事の方は?」と,聞かれると,10年間確かに一生懸命にやってきた。ただそれだけのような気がする。ドンドン業務は広がり,バンバン働いて,クタクタになった自分(ちょっとオーバー)に,(これでいいのかな)(いい仕事ができるはずがないヨ)と思い,この1年,ちょっとだけゆとりの時間をつくってみた(もちろん私生活においてもだ)。
増え続ける業務の中からどの部分ならカットできるのか,何を充実させるのか,第1次,第2次予防なのか,それとも在宅ケアなのかと,業務の見直しをしていく中で,最近少しずつ保健婦の仕事がみえてきた(今頃になってである)。小さな田]だから事務量も多い「その他」業務も結構あるが,自分が納得できる仕事にと思っている。
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