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連載 海外の文献から・2
妊産婦死亡の最新の推定値
New estimates of maternal mortality
城川 美佳
1
1東邦大学医学部公衆衛生学教室
pp.406-407
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900491
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WHOは1987年,母性期安全会議(The Safe Motherhood Conference)を主催して各地域別の妊産婦死亡率推s定値を発表し,1991年には新しい推定値を報告した。それによれば,地域ことの推定値は以下の通りである(表1)。
妊産婦死亡数は,地球全体では50.9万人であり,1983年以降あまり変化していない。死亡数は南アジアで最も多く(22.4万人),全妊産婦死亡数の約半分を占めている。その理由として南アジアの場合は,出生数そのものも多いことが挙げられる。すなわち,世界全体の出生数の1/3がこの地域に集中している。
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