連載 ホワイエだより・14
ボランティアにとってホワイエとは
宇田 説子
1
,
中村 里子
1
1稲毛ホワイエ
pp.392-393
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900485
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ホワイエを古巣のように慕う理由
電話で見学を申し込み,場所をきいて,こわごわホワイエの扉を押したのは,2年前の11月のことだ。現在,主人の転勤でシンガポールにきているので,ホワイエで月2回の火曜日,デイケアのお手伝いをしたのはわずかで,1年半に欠けている。しかし,自分では,赤道直下のここシンガポールにいても,自分の所属グループというものがあるとすれば,ホワイエのような気が何故かしている。夏休み,日本においてきた子供たちと過ごすために,2か月あまり帰国した。そのときも都合がつけ1よ火曜日の活動日には参加したいと思い,何回か,お邪魔した。
きっと仲間の方たちは,気持ちよく迎えてくれるだろうし,私がいることによって何かのお手伝いはできるだろうと勝手に決めていた。そして,本当にホワイエでは,3か月近い不在など嘘のように,居心地よく,なつかしい時間を過ごさせていただいた。
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