発言席
姑との日々を振り返って
笹森 貞子
1
1東京ぼけ老人を支える家族の会
pp.339
発行日 1991年5月10日
Published Date 1991/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900229
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姑の“ぼけ”と家族のかかわり
アルツハイマー型老年痴呆の姑を看取って8年になる。80歳の姑の織り成す行動が,単なる性格や老化現象とは言い切れないと思いはじめたのは,今から16年前のことであった。
姑は元教員で若くして夫と死別し,当時のわが家は姑と私たち夫婦,学生の息子と娘の平凡な三世代同居の5人家族であった。
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