特集 呆けの老人と家族が求める地域看護—呆け老人をかかえる家族の会・千葉支部の活動を通して
体験レポート/勤めを辞めて始まった歩き回る姑との日々
満田 禎子
1
1呆け老人をかかえる家族の会
pp.1121-1123
発行日 1984年10月1日
Published Date 1984/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920895
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やりきれない思いで母を引き取る
私が主人の母(姑)と一緒に住むようになったのは1978年の1月からで,ちょうど丸6年になります.母は現在81歳です.
父が亡くなった時に,母はすでに家事をほとんどやらなくなっていたようです.そのような状況ですから母を1人にしておくわけにもいかず,兄弟で集まって母のことを相談しました.主人は長男ですが,私どもには子供がおりませんので,私もずっと勤めをもっておりました.相談の結果,とりあえず次男の弟のところで看てもらうことになりました.
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