連載 ホワイエだより・1【新連載】
稲毛ホワイエのー日
二宮 敏子
1
1稲毛ホワイエ
pp.306-307
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900221
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スタッフは皆ボランティア
「稲毛ホワイエ」ここは,ぼけのお年寄りを日中お預かりしてお世話している民間のデイルームである。稲毛は地名(千葉県千葉市),ホワイエはフランス語で,炉,ホールとかホーム,または憩いの場という意味もあるようだ。名付け親は当所を開設するに当たって,推進力とも牽引力ともなられた日本社会事業大学の中島紀恵子教授。片仮名ばやりの時流に乗った感はあるけれど,暖かい語感を私たちボランティアも好んでいる。
スタッフは皆ボランティア,ほとんどが主婦であるが看護婦も何人かいる。医師もボランティアとして関わっている。ボランティアは,家庭での介護経験を持ち「ぼけの老人をかかえる家族の会」の会員としていろいろと学んで来た人たちが中心となっている。開設して3年半となる。
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