研究
後期高齢者の終末期家族介護を支援する保健婦の役割
山岸 春江
1
,
小川 三重子
1
,
佐藤 由美
1
,
平山 朝子
1
,
新田 祥枝
2
,
押垂 幸子
2
,
磯野 幸子
3
,
三村 和美
3
,
北山 三津子
4
1千葉大学看護学部地域看護学講座
2千葉県勝浦保健所
3千葉県大多喜町役場
4長野県衛生部医務課
pp.1109-1114
発行日 1992年12月10日
Published Date 1992/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207895
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目的
老人訪問指導事業では死亡に至る者が必ずあり,保健婦は終末期の支援に関わらざるを得ない。後期高齢者人口の急増に伴い,今後さらに終末期の援助への関わりが増加すると予測でき,保健婦としての対応方法を明らかにしておくことが必要である。そこで本研究では人口の高齢化の進行している地区において,75歳以上の終末期ケア,とりわけ家族介護の困難と介護体験からの学びを明らかにし,老人保健事業を通して関わる訪問指導のあり方や家族援助の方法,地域で人々が支え合う土壌づくりにおける保健婦の役割を検討する。
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