特別寄稿
保健婦教育の重要性
宮地 文子
1
,
平山 朝子
2
,
山岸 春江
2
1埼玉県立衛生短期大学地域看護学専攻科
2千葉大学看護学部地域看護学講座
pp.280-285
発行日 1983年4月10日
Published Date 1983/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206653
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1.はじめに
老人保健法の制定は,地域における総合的な保健医療活動への一里塚とも考えられるが,その実現に最も大切な看護職のマンパワー対策には大きな課題が残っている。とくに,現在の保健婦数と養成数では対応できず,その供給の困難さは看護教育や免許制度にも及ぶ議論となっている。
わが国は保健婦・助産婦・看護婦の養成は,歴史的には別々に発展してきたが,今日では看護婦養成課程を一つの完結されたものとして実施し,保健婦と助産婦の養成は,看護婦養成課程を基礎教育課程として位置づけた上で,それぞれ固有のプログラムで教育を行っている。
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