レポート 育児体験の中から
小児への与薬の工夫について
山内 久子
1
1弘前大学医療技術短期大学部
pp.871-873
発行日 1979年11月10日
Published Date 1979/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207882
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大腿四頭筋短縮症がクローズアップされ,注射部位の再検討がおこなわれてからは,小児科治療においても"注射"が再認識されるようになってきた。これらのことからも内服薬の果たす役割が大きくなり,小児を持つ母親にとって"お薬を飲ませる"ということは治療上欠かせないものであり,責任もそれだけ大きく,注意深く確実におこなわれなければいけないものになってきた。
乳児クリニックや3歳児検診等乳幼児の多く集まる所で,母親達から服薬に関する苦情がいろいろ出されるのもその現われではないかと思われる。
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