病院管理の工夫
与薬ミスをなくす工夫
新藤 妙子
1
1国立療養所東京病院
pp.72-73
発行日 1981年1月1日
Published Date 1981/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207365
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日ごろ私たちが行っている看護行為が私たち看護婦の中にどのように位置づけられているのかを考え,その中で看護の安全性を追求することは看護婦にとって欠くことのできない問題であると思います.この立場から「与薬」の問題を取り上げてみました.
与薬は疾病の治癒及び症状の緩和に大きな役割をもっています.それゆえに安全でかつ正確でなければなりません.しかし病棟においてその与薬の誤りが患者さんから指摘されるという実態もあります.今回は与薬に対する現状の認識と問題点を探求することを目的とし入院患者全員(与薬の自己管理者を除く)を対象にアンケートを実施し,更に1年間改善の試みとして薬に記名する方法を実施しました.ここではその後の結果も含めて報告したいと思います.
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