特別記事
アメリカの老人在宅ケアの実情・1—ミシガン大学の保健医療福祉研修を通して
高崎 絹子
1
,
小船 憲子
2
1埼玉県立衛生短期大学
2社会保険埼玉中央病院
pp.936-944
発行日 1989年11月10日
Published Date 1989/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207844
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はじめに
昨年8月,アメリカの老人在宅ケアに関する研修ツアーに参加する機会を得た。
ミシガン大学社会学部の全面的な協力を得ての研修なので,大学構内にある贅沢な宿泊施設に1週間寝泊まりし,大学を拠点として,午前中は関連の講議を受け,午後は病院や施設,地域の活動を見学,夜はmeetingをするという誠に充実した研修であった。参加費も高く,ハード・スケジュールではあったが,参加者が医師・看護職・ケースワーカー・ジャーナリスト・大学教員など,さまざまな背景をもつ人びとであったことも有意義であった。
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