特集 老人保健活動の評価
地域リハビリテーションにおけるグループ活動の評価—脳血管障害者の機能訓練活動の効果とグループ活性化の条件
高階 恵美子
1
,
島内 節
2
,
早坂 律子
3
,
高橋 勝子
4
,
今野 ときわ
5
,
三浦 ちどり
6
,
山中 愛子
7
,
佐々木 昭子
8
,
伊藤 芳子
1
1宮城県大崎保健所岩出山支所
2国立公衆衛生院
3中新田町役場
4宮崎町役場
5小野田町役場
6色麻町役場
7岩出山町役場
8鳴子町役場
pp.304-311
発行日 1989年4月10日
Published Date 1989/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207725
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はじめに
今日,地域保健を取り巻く社会環境は,大きな変換の時期を迎えているといわれている。こうしたなかで次々に変化して行く地域の保健課題に対し,私たちが敏速かつ的確に対応していくには,自らの保健活動を具体的,日常的に評価し,関係者が共有し得る指標をもつ必要がある。また,現在実施している保健活動をより地域の人々に浸透した保健活動へと発展させるためには,参加者の自主的な活動への取組みが必要と思われる。
そこで今回は,保健所と市町村における機能訓練グループを対象に,個々人の訓練効果を評価をしたうえで,グループの活性化を促す条件を仮定し,参加者個々人の参加の質でその充足度を測定することによって,グループの活性度を評価した。
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