特集 老人の在宅ケア(1)その新しい展開
在宅ケアについての国民医療総合対策本部中間報告—中間報告とその後の展開
唐沢 剛
1
1厚生省大臣官房政策課
pp.814-817
発行日 1988年9月10日
Published Date 1988/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207600
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はじめに
昨年の1月,厚生省は今後の本格的な高齢化社会に向かって質のよい医療を効率的に供給していくという観点から,省内に事務次官を本部長とする「国民医療総合対策本部」を設置し,昭和62年6月に,①老人医療,②長期入院,③大学病院,④患者サービスの4つの項目を中心とする「中間報告」を取りまとめた。
その内容についてはさまざまな評価があろうが,これを契機に,今後のわが国の医療のあり方について,いろいろなところで真摯な議論が行われてきていることは,中間報告の取りまとめに携わった者として,たいへん喜ばしい限りである。
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