連載 保健婦日記—住民が動きはじめた・6
ヘルスプランモデル指定の中間報告を終えて
門川 次子
1
1熊本県蘇陽町役場
pp.462-463
発行日 1991年6月10日
Published Date 1991/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900251
- 有料閲覧
- 文献概要
保健所のうしろだて
町の健康づくりとは一体何をすべきなのだろうとふと考えたとき、中間報告をまとめる中でわかってきたことは、住民が何を今、一番問題としているかを知り、それに対してはたらきかけることで、住民とともに解決策が見い出せるのだということでした。
以前だと保健婦の一方的なはたらきかけにより、住民を動かしていこうと必死に取り組んでいましたが、なかなか住民がそれに応じてくれず、住民の動きもありませんでした。このちがいは一体何だったのだろうと考えると、それはおそらく保健所のうしろだてがあったからだと思います。
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.