活動報告 共同で仕事づくりをめざす
町の保健婦・保健所保健婦の連携
佐賀県鹿島保健所管内での試み
活動の中身を話し合う中で
ケース中心の看護活動を行うために—プロセスレコードからの保健婦の振り返り
野中 ヱミ子
1
,
藤瀬 光子
1
,
中島 茂子
1
,
南里 玲子
1
,
松野 弘子
1
,
岩永 玲子
1
,
前山 民子
1
,
森田 和子
1
,
中島 ゆりか
1
1鹿島保健所
pp.859-866
発行日 1987年10月10日
Published Date 1987/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207398
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I.はじめに
多岐にわたる保健婦業務の中で,家庭訪問・健康相談は,その本来の機能をフルに発揮できる活動である。反面,その展開においては程度の差こそあれ,思案に暮れたり,不安感・無力感を覚えることも多い。
当保健所では,管内市町保健婦の充足,老人保健法による健診の医療機関依託などを機に,市町との連携をとりながら,所内事業の充実をはかるとともに,訪問活動にも力を入れてきた。中でも,家庭訪問・健康相談は業務時間において全体の約3〜4割を占めており,その充実をはかるため,保健婦みずからが内容の検討を行う必要があった。
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