研究/小児
1歳6か月児健康診査における言語発達面のスクリーニング体系について
服部 みどり
1,2
,
藤井 光恵
1,3
,
河野 和代子
1
,
塚田 妙子
1
,
吉川 智子
1
,
野田 佐恵子
1
,
山内 惠子
1
,
大原 裕子
1,4
,
赤塚 眞理子
1
,
高市 ふきこ
1
,
渥美 敦子
1
,
山田 克己
1,5
,
間宮 正幸
1
1名古屋市南保健所
2現在名古屋市天白保健所
3現在名古屋市中村保健所
4現在名古屋市瑞穂保健所
5現在静岡県西部浜松医療センター
pp.819-828
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207387
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I.はじめに
名古屋市では昭和53年1月から1歳6か月児健康診査(以下1歳半健診と略す)を開始した。したがって54年7月からその受診児が3歳児健康診査(以下3歳児健診と略す)の該当になったが,その頃から1歳半健診で「異常なし」および「助言指導」と判定された子どもの中に,少数ずつであるが精神発達の遅れがあるものが発見されてきた(表1-1)。
そこで,1歳半健診での精神発達の遅れのある子どもの見落としをなくし,障害の早期発見につとめるために,3歳児健診で「要追跡」となった35人について1歳半健診を振り返り,見落としの要因を分析・検討した(表1-2)。
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