特集 保健所と市との連携を作り上げる
ねたきり老人を地域で支える活動を通して(洲本市)
2.ねたきり老人と取り組む前の状況
植野 和子
,
矢野 尚美
,
八田 純子
1
1津名保健所
pp.102-108
発行日 1986年2月10日
Published Date 1986/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207116
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1)56年以前の保健所では
当時,洲本保健所の保健婦活動は,保健所保健婦5名によって,結核,母子保健対策中心に活動が展開されていた。一方,市の方では,国保保健婦1名が人口7,000人位の地区を受け持って,母子保健中心に活動していた。この分担方法は市の保健婦が50年に定年退職するまで続き,業務内容も変わらないまま時が刻まれていっていた。
本項では,できるだけ地域へ出ようと考え,業務を見つめた56年以前の数年間を中心に,洲本保健所の保健婦活動を振り返ってみたい。(図5,6,表3,4)。
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