特集 保健所と市との連携を作り上げる
ねたきり老人を地域で支える活動を通して(洲本市)
1.洲本市で展開されている"ねたきり老人を支える保健活動"の実際
鳥井 美佳子
pp.99-102
発行日 1986年2月10日
Published Date 1986/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207115
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洲本市では,昭和57年度より地域における老人問題への取組として,保健所及び市の保健婦が一体となって,在宅ねたきり老人を対象に家庭訪問等の事業を実施してきた。
1年目は,保健婦の訪問活動から問題及び実態を把握し,2年目は実態を踏まえて歯科訪問診療の開始,保健所での身体障害者移動相談の活用や専門職チームによる訪問診査等を実施,3年目には事業の充実と広がり,更に相手側の反応が見られた時期でもあり,3年目の取組で早期情報の把握,看護面での改善,歯科訪問診療の実施,ボランティアの導入など地域的な広がりができ始めつつある。
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